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ワインブームを起こした要因の一つ、ポリフェノールが体に良いという事は言うまでもありません。
ところで白ワインにもかなりの量の有益な物質が含まれているのをご存知ですか? 近年、たくさんの人がワインの健康効果研究結果に驚いています。ある研究ではワインは心臓発作を防ぎ、またある研究ではぶどうの皮に含まれるプロテインが癌細胞を殺すという結果がでました。(ヴァージニア大学ヘルスシステム)

没食子酸(ガリックアシッド)は抗突然変異性、抗発癌性、抗炎症性の機能を持つと知られています。
ケルセチンはぶどう内で見つかったフラボノイドで、果実の色素に関係しています。この物質はあらゆる面で健康効果があり、アレルギーの軽減、酸化防止の働きなどがあります。
HDL、高比重リポタンパク質は“良玉コレステロール”と考えられており、“悪玉コレステロール”を体内から削減します。さまざまな研究でワインを飲むと体内にHDLが増え、心臓病のリスクを減らすと考えられています。
レスベラトロルはぶどうの皮に含まれるプロテインで、癌細胞を殺すと考えられています。これはフィトアレキシンによるもので、抗生物質として植物内で防御機能としてつくられ、自然環境ではレスベラトロルはカビ劣化から果実を守ります。この物質はラズベリー、緑茶、ピーナッツなど他の植物内にも含まれます。
ポリフェノールとタンニンは酸化防止や健康効果に効果があるといわれます。
ワインがもたらす健康効果はぶどうの皮に含まれるポリフェノールのレベルにもゆえんしています。過去何年もの間、広範囲にわたる研究が進められ、ワインに含まれるポリフェノールは酸化防止の働きをすると共に、たくさんの健康効果があることが分かりました。おそらくもう耳にしたことがあると思いますが、適度な量のワインの消費(125mlのグラスで1日2杯)は心臓発作や虚血性脳梗塞などの前兆である循環機能の病気を防ぎます。これはぶどうの皮に含まれる自然の酸化防止剤によるもので、ポリフェノールやフラボノイドと呼ばれるものによります。
アルコールも酸化防止をすることが分かっていますが、フラボノイドが主にその働きをします。ポリフェノールはLDL(悪玉コレステロール)プロテインが酸化するのを防ぐだけではなく、フリー・ラジカル(高い反作用を持ち、不安定な化学物質)から組織を守ると考えられています。
科学者は自然発生する物質トランス・レスベラトロルが酸化防止と抗癌作用があることを発見し、病気の防止、または治癒に大切な要因であると考えています。レスベラトロルはぶどうの皮、ワイン、そしてほかの果実やナッツ、緑茶などに含まれます。しかしそれが最も大量に含まれる自然源はワインに使われるヴィティス・ヴィニフェラ種のぶどうです。
(甲州種はヴィティス・ヴィニフェラ種です)
ぶどうには種の周辺や果実の皮にポリフェノールが含まれ、タンニンと呼ばれます。タンニンは赤ぶどうに実質上多く含まれますが、白ぶどう種にもかなりの量が含まれます。タンニンは赤ワイン内でより顕著に現れますが、それは醸造過程でぶどうの実が皮と共に発酵されるからです。白ワインでは、ぶどうは優しく圧縮され、果実と皮の間の部分からアロマが抽出されます。そして皮は一般的に渋味を与えないよう取り除かれます。ちなみにタンニンという言葉は元々ケルト語でオークという意味です。(オークタンニンは動物から革製品を作る時に使用されていたので)オーク樽がワインを熟成する過程で似たタンニンをワインに与えるからだと考えられます。
ぶどうの皮がワインを発酵させるときに使用されない白ワインにも、かなりの量の有益な物質が含まれます。近年のフランス、モンペリエ大学でこれらの有益な物資を4倍にまで増やす技術が開発されました。この新しい発見は“パラドックス・ブラン”(白の逆説)と呼ばれ、発酵前の果汁の温度を上げ、そのシャルドネワインが造られました。この工程で結果的に赤ワインに含まれるくらい高い量のポリフェノールを抽出できます。